ひらりと翻り

□第三夜 初めまして
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本当に疲れた……



昨日は24年生きていて、一番頭を使った気がする。



イノセンスという神の結晶、それを使用しAKUMAを破壊するエクソシスト、悲劇を材料にAKUMAを造る千年伯爵………



あまりにも壮大で、非現実的な内容だ。
てゆうかマンガ?みたいな。



でもこれが実際に起こっていることなのだと言うが……とてもじゃないが信じられない。


でも厄介なことに、私自身がタイムスリップなんて大層なことを経験している。
そのせいで、昨日説明を聞いてる途中、


『や、あまりにも非現実的すぎて、受け入れられません!』

って言ったらコムイ室長に

「や、キミのタイムスリップだって充分非現実的だよ?」


とソッコー返されてしまった。
それ以上、何も言えませんでした……



でもありがたいことに、私が未来の世界から来たっていうことは他の人には口外しないらしい。

コムイ室長とラビさんと、コムイ室長が信用している部下一人だけらしい。


でも、私がエクソシストなんて……
どうやってあんな化け物と戦うのだろう?

そう言えば、ラビさんもエクソシストだって言ってたけど、彼も戦うのだろうか……


ぐるぐると色んなことを考えていると、病室のドアをノックする音がした。



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