自由の翼(死の秘宝

□みちしるべE
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夢子と面会を果たし、2週間が経った。
スネイプは無事に夢子を引き取ったとの連絡を、ユイは手紙で受けた。
「ユイ、君に会いたい人が来てるよ」
「誰?」
それが、とベルトルトは歯切れが悪そうに言う。
「なんでも日本の冬木市から来たんだって。
詳しい事は会ってから話したい、の一点張りで」
ユイは頷いて、ベルトルトの後を追った。




孤児院の客間に、その人物はいた。
神父? 男性で神父服を纏っており、その隣に銀髪の美少女が腰掛けている。
ユイが声を掛けると、男は待っていた様に彼女を見た。
「君がユイかね?」
「はい、そうですけど……」
「私の名前は、言峰綺礼。彼女はカレン・言峰だ。
君の運営する孤児院に興味を持ち、はるばる日本からやって来た」
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