それは4月に雪が降るかの如く
□過去のキズ
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それは、僕がまだ大学に入学して2ヶ月は経とうとしていた時だった。
僕の頭脳は、人とは違っていた。
相手の服装の乱れや汚れでその日、どこで何をしていたかを瞬時に見抜ける事が出来るのだ。
それを大学の皆んなの前で言い当てた事がある。
その事についてずば抜けた才能など、天才だなどと言った事を言う者がいたが中にはこう言う者もいた。
“化け物だ”
その日から、僕−−シャーロック・ホームズは、あまり親しい友人というものを持たなかった。
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