秘密の部屋

□第12話
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「スネイプ先生、いますか?」
「入れ」
失礼しますと言いながら、ユイは中に入る。
スネイプは、机に座ってテストの採点みたいな事をしている。
「スネイプ先生、授業以来ですよねお久しぶりです。
というか、先生いつも採点してますよね。採点が趣味なんですか?」
「下級生から上級生のテストまで見なきゃならないのだ。
時間はかかる……。
というか、貴様はここに何しに来たんだ?」
「なぁに、いつも夢子に疲れさせられている貴方に紅茶の1杯でも淹れてあげようかと思いましてね。
お疲れでしょう?」


採点机とはまた違った机でユイは、スネイプと向かい合って紅茶を飲んでいた。
「決闘クラブの時はあの夢子には驚いた」
スネイプは、紅茶をひと口飲んでテーブルに置きながら言った。
「ああ、死の呪文使ってましたもんね」
「ダンブルドアの孫でなかったら、ホグワーツから追い出していたところだ。
何故、夢子はあんなに貴様を嫌っているのだ?」
ユイは、さぁと言いながら紅茶をひと口。
「皆んなから好かれているのに、私にだけ好かれないのが不満なんじゃないですかねぇ?」
「それが理由か?」
かもしれませんと言いながら、話題を変えた。
「スネイプ先生、そういえば今学期ストレンジ先生見てませんけど……」
「ああ、あのポンフリーと働いている奴か」
スネイプは、再び紅茶を飲んでから言葉を続けた。
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