秘密の部屋

□第8話
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10月に入り、季節はハロウィーンになった。
「絶命日パーティ?」
「うん、ニコラスに誘われたんだ。ロンもハーマイオニーも行くって言ったんだけど、君も来る?」
ユイは、う〜んと唸った。
絶命日パーティってあれだよね?
確か料理も美味しくなかったっていう……。
無論、行くべきだろうがこればかりは流石に断りたかった。
いや、夢小説の夢主なら行けよって言われそうだけど無理がある。
「ごめん、ちょっと無理かな……」
「あ、そうか。ごめんね」
ハリーは、謝ってロンとハーマイオニーの元へと向かった。
対する、ユイはフィルチの猫、ミセス・ノリスが犠牲となる場所に向かった。


3階に上がり、継承者の敵という文字が書かられるであろう壁の側にユイはいた。
だが、まだジニーはいない。
代わりに、壁の前にミセス・ノリスが歩き回っていた。
これは、チャンスだと思いユイはミセス・ノリスに近寄った。
いくら元に戻るとはいえ、ハリー達が疑われるのはなんとしても避けたかった。
関わらないって決めたのにね……。
私のアホおたんこなす。
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