賢者の石

□安らぎ
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夕食が終わった後、監督生であるパーシーの引率でグリフィンドールの寮まで行った。
ユイの部屋は、ダンブルドアの計らいによるものなのか1人部屋だった。
ベッドに座って、う〜んと伸びをする。
ラプトルがローブのポケットから、ひょこりと出てベッドの上を嗅ぎ回る。
とりあえずは、グリフィンドールのメインキャラとは友達にはなれた。
あのハーマイオニーとはまだ言葉を交わせてはいないが、同じ寮という事もあって言葉を交わす機会はあるだろう。
「とりあえずは、お風呂に入って明日の授業に備えよう。
にしても、お風呂も付いてるってダンブルドア優しいなぁ……」
お風呂という言葉にラプトルがピクッと反応したようにこちらを見た。
「おお、お前もお風呂に入りたいの?
そういえばまだ、名前付けてなかったね」
あの店員さんからの話によると、この子は女の子らしい。
と、ふと頭に浮かんだ名前をこの子に付けてあげる事にした。
「よし、今日からお前の名前はウォルバクにしよう。
ウォルバク、お風呂に入ろう」
ウォルバクは、満足そうにクルルと鳴いた。



明日からいよいよ本格的な魔法生活が始まるのだ。
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