夢現な眠り

□5話
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…寒い。
気持ち悪いほどの肌寒さを目ざましに、私の意識はスッと覚醒した。

頭がすごく重たい。


ってあれ……? あれから何があったんだっけ。

スバルに吸血見たことバレちゃって、そんでライトに絡まれて──。



現在進行形? やべーよ!!
途中で意識消えたって事は、誰かが替わりになって何かしたってことになるけど……。
周りのこの景色じゃ、良い方向ではないのは確かだね、あはは☆

目に入る物は拷問器具しか見当たらない。なにここ怖い。

ダメだ、絶望に染まり過ぎておかしくなっちゃいそう。

まずはそれよりも。
「そもそも此処はどこだーっ!」


ねぇ、私の扱い雑じゃない!?
いや、普通の部屋でも鎖とかで繋がれてたらそれはそれで迷惑なんだけど。
自由に動ける身なのは不幸中の幸いか。

どんな経緯でこんな不気味なとこにいるのかは知らないけれど、ひとまず逃げましょう。うん、それがいい。

最近逃げることしか頭にないな。逃走中でもしてる気分。


出入口と思われる固く閉ざされた扉は、少し力を入れて引っ張ると、重そうな音を出して開くことができた。
鍵がかかってない……! ラッキー。

そして私はスパイの様に周囲を窺う。

「監視役は、いないね」

足音を立てないように、慎重に進まなくては。





出口どこ?!
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