▲緑にまつわる物語▲

□隠れ家
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ふわふわと 宙を漂っている夢を見ていた。

ドクン ドクン ドクン ドクン
心臓の音かな?

僕のとはちょっとリズムが違う気がする。
なんだろう。



夢から覚めていく。

うわ
視界に 憧れだった、今ではかけがえのない存在の
オールマイトのスーツとその体が入ってくる。
僕はもしや
オールマイトに

お姫様抱っこされている?

「ううっ」
「気がついたか 緑谷少年。
まだ、足が痛いだろう?」
そうだった、 俺は また 加減をせずに オールマイトにもらった個性で
右足を負傷していた。
「保健室に連れて行ったんだけどね、リカバリーガールが午前中はお休みでね。
学校の中の私の部屋で休みなさい。」
「オールマイトの部屋?」
「雄英高校のプロヒーローの教師には いつでもヒーロー活動もできるように、部屋が用意されているんだ。私はもちろんこの春初めて用意してもらったんだけどね。結構いい部屋だよ」
「へー
オールマイトの部屋ですか。」
「君が初めてのお客さんだ。」
「うわ、楽しみだな。」
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