雑記
□Web拍手B
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※才蔵さん&幸村様&佐助くん※
「先生!幸村様!」
「なんだ、佐助。鍛錬か?」
「違いますよう。二人に今年の目標を聞きに来たんです!」
「…面倒だね。」
「おい才蔵、折角佐助が聞きに来たんだ。俺の目標は、御屋形様の為に武功を挙げ、御屋形様の為に散る。それが目標だ。」
「…はいはい。幸村は毎年それでしょ。」
「何だと!そういうお前はどうなんだ!」
「目標なんて立てても結局なるようにしかならないでしょ。」
「ったく、お前はいつもそうだな。」
「お互い様でしょ。」
「佐助、お前はどうなんだ。」
「そうだなぁ…甘味をお腹いっぱい食べたいです!」
「…それは目標じゃなくて願いでしょ…」
※謙信様※
おや…?
こんな所で何をしているの?
寒いからこちらへおいで。
ふふっ、温かいね。君を抱き締めていると季節なんてどうでも良くなるくらい幸せに感じてしまうのが不思議だ。
君は寒くは無いかい?
風邪を引いてしまってはいけないからね。
寒かったはすぐに言うんだよ?
…そう。なら、私がもっと温めてあげよう。
ふふっ…苦しかったかい?すまない、許してくれる…?
君と一秒足りとも離れたくは無いんだ。
私の一番大切な宝物だからね。
※小十郎様※
ん?どうした?
ああ、すまない。折角用意してくれたのに、忘れてしまっていた…。
戴くよ。
…そうか、温め直してくれていたのか…。
本当にお前は気が利くな。
俺のお嫁さんとしては、勿体ないくらいだよ。
…うん。美味しい。
お前の作るおしるこは、城下にあるどの甘味にも負けない美味さだ。
甘い物を摂ると脳が働くと言うが、真のようだな。
お前のおかげで仕事が捗りそうだ。
お前をお嫁さんに貰って、良かったよ。
※秀吉様&三成様&家康様※
「何で俺がこんな奴と…」
「…その言葉、そっくりそのまま返してやろう。」
「本当、あのうつけ様の命じゃなかったらこのまま浜松に帰ってる所だよ。」
「秀吉が行ってこいと言うから来てやったというのに…」
「何?うつけ様の腰巾着の家臣の癖して俺に楯突こうなんて、本当、馬鹿だよね。」
「っ貴様!叩き斬るっ!」
「吠えるなよ。負け犬の遠吠えみたいだよ?」
「俺は負けん!」
「ちょっと三成!全く、心配になって来てみたら…少しくらい仲良くしなよ…」
「…仲良くする義理など無い。」
「はっ…そんなのこっちから願い下げですよ。秀吉さん、家臣の首輪はちゃんとつけといた方が良いんじゃないですか?」
「首輪?」
「きゃんきゃんきゃんきゃん…犬みたいな家臣をお持ちのようで。」
「……っくく…」
「な、何故笑うのだ秀吉!」
「ご、ごめ…三成が犬って想像したらっ…くく…」
「はぁ。本当、馬鹿ばっかり。収拾つかないんで帰らせてもらいますよ。」
※光秀様※
ああ…あなたでしたか。
今宵は綺麗な満月ですね。
あなたとこうして月を眺めていると、あなたがとても綺麗で、満月も霞んでしまいますね。
ほら、真っ赤に染まる頬も、恥ずかしそうに笑うその顔も、全て私の為に見せてくれているのだと思うと、本当に私は幸せだ。
もっと、あなたのその顔を私にも見せてください。
愛していますよ。
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