□世界へ発信とゆーことは。
2ページ/4ページ





カロスリーグをテレビで見ていた各地方のサトシの旅仲間やライバル達。

手に汗握り、瞬きすら惜しんだリーグ決勝を終え、少年の成長に感慨を覚える者、誇らしく思う者、自分のことの様に悔しがる者、少年と優勝者2人に賞賛を贈る者と、様々な余韻に浸る中で起きた異変。

そして映し出される街の様子。発信された声明。

ミアレに住む人々やポケモン達、サトシへの心配はもちろんある。

だが、それだけで済まないのがサトシの旅仲間達である。


――また首を突っ込んでるんだろうな。あんまり無茶はするなよ。

――こいつもバカねー。よりによってサトシがいる場所で事起こすなんて。

――サトシなら絶対黙ってないかも!

――だいじょーぶ!サトシが簡単にやられるわけないもの!


等々。ライバル達も旅仲間達ほどサトシのトラブル経験を知ってるわけではないが、概ね同意見であった。

サトシのポケモン達が黙ってないだろうな、と研究所の方を心配する幼馴染や、兄にサトシへの心配を指摘され照れ隠しに物理で兄を黙らせる暫定最強のライバルもいたが。

彼等はこの事態が長く続くとは思っていない。今から向かっても、辿り着く頃には終息している可能性が高いと。ならば、自分達のすべきことは。

終息後のことを考え、知人友人に声をかけ復興支援の準備のため動き出すのだった。




 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ