文
□おもいつき
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映画みて思ったいらん事。
ピカさんとゲコさん。
色々あったが、やっと落ち着いてのんびり過ごしていた時のこと。
『ねぇ、ゲッコウガ』
『ピカチュウ?なんでござるか』
『あの時、マギアナを助けに要塞の中乗り込んだ時さキミ、サトシゲッコウガ状態だったよね…?』
『たしかに、そうでござったが。それがどうしたのでござる?』
『…それで、ゲス大臣の所であの鬱陶しい巻きついてきたものでダメージ受けたよね?』
『うむ、あれは厄介でござった』
『で、キミはサトシゲッコウガ状態。ってことはだよ?あの時サトシだけダメージ2倍受けてたってことだよね』
『え』
『その後、そんな様子微塵も見せずケロッとしてたけど、ダメージ2重に受けてたってことだよね。シンクロ状態だったんだから』
『そ…そういえば!今まで気付かなかったとはなんたる不覚っ!』
『うん。バタバタしててぼくも気付くの遅れたけど。サトシ元気そのものだし』
『………』
『………』
今はファイアローを撫でているサトシを見つめる。と、こちらの視線に気付いたようだ。
「ピカチュウ、ゲッコウガ?」
どうしたんだ?と聞いてくるサトシになんでもないと返せば、(サトシにはピカピカコウガとしか聞こえてないだろうが、サトシのポケリンガルレベルは高いので問題ない)そうか、とほわほわ笑顔を向けてくれる。
それに癒されながらも、やっぱり一切体調に問題なさそうなサトシに息を吐く。
『……流石サトシと言えばいいのかなぁコレ』
『我等が主が丈夫なのは喜ばしいことでござるがなぁ』
ちょっぴり遠い目をして呟きあった後、今度はオンバーンにすり寄られてるサトシの許へ向かうのだった。
どんなに丈夫でも、攻撃なんて受けさせたいわけがない。傷つく所は見たくない。守りたい。気付けなかった事に反省もしつつ、まだまだ強くと誓うのだ。
終わり
いらん事思ってすまん。
ゲコさんからは行くけど、サトシさん側からのダメージはゲコさんには行かないってコトで頼んます。