文
□鈍ってる?
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思いつくままに書いてたから、なんかおかしい、よくわからない代物になりました。
――鈍ってるのかなぁ?
最近風邪をひいたり倒れたりと、らしくなく体調不良が続いている。
倒れることに関しては恐らくゲッコウガとのシンクロの負担から、なのだろうがそれにしたって今までの旅路を振り返ってみても、これほど立て続けに身体に変調をきたしたことは無い気がする。
そこでふと思い至る。
――そういえば。カロスの仲間たちはオレに技を繰り出してこない。ピカチュウの電撃も寝坊することも少なくなったから受けてない。
以前よりもポケモンたちから技を貰うことが少ないような?
イッシュの時は、ポケモンたちは技を出さずとも、ちょいちょい人間に突進を喰らわされ水に落ちたりしてたので耐性もつくというものだろう。頻繁にびしょ濡れになっても風邪ひかなかったし。
それはまあ置いとくとして、技をあまり受けなくなったことで、耐久力が落ちてるのかもしれない。が、そうなると気掛かりなことが沸き上がってくる。
この鈍った状態でマサラに帰り、自分を待ってくれている仲間たちのいつもの愛情表現を受けたりしたら……。
――それはダメだ!ポケモンたちに悪気なんてない。嬉しい、大好きだ、って想いを伝えてくれてるだけなのに、それなのにオレが受けとめきれず怪我なんかしたら……!
悲しませてしまう。傷つけてしまう。皆みんな優しいから。触れ合うことに怯えてしまうかもしれない。
――そんなの嫌だっ!!
強くなろう。強くならなくちゃ。鈍ってしまったのなら、また鍛えればいいだけの話だ。まだ見ぬ未来に不安を覚えて動けない、なんてそれこそらしくない。
――皆に会った時。しっかり受けとめてオレからも伝えるんだ。大好きって。それから、ちゃんと成長してるオレを見てもらう。情けない姿なんて曝せない。
皆だって前に進んでる。立ち止まってなんていられない。立ち止まってしまえば自分は簡単に置いて行かれる。皆は自分よりもずっとずっと強いんだから。
――そのためには……、特訓あるのみ!!だよな!
明日はピカチュウに目覚ましを頼もう。気合いを入れるなら、やっぱり相棒の10万ボルトが一番だ。
終