我が孤高の道への鎮魂歌(レクイエム)

□「ここからが本番です」
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「――…って、
そう言やァ、昔読んだなこの本
イタリアで…」


そう言って、溜め息をつく青年はフッ…と時計を見上げる


「……やべ、風紀委員の立ち当番あるんだったな…」


そう言って青年はその本を閉じ、そのままの流れで本を置き、自身の部屋から出ていき、同居人で弟分の彼に声をかける


「学校、行くか」
「…うん」


少しの会話をして、二人は玄関に向かい、家を出ていった―――…







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