永劫の空気と光の一族

□生まれ変わったら、なんて
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「パパン…っ!」


泣かないで。
愛しい愛しい、愛娘。


「――っ、」
「パパンっ、」


血に濡れている手で、君に触るのは、未だに気が引けるけど、今だけは。


「……泣く、な」


殆んど動かなくなった手で君の頬を流れる涙を拭う。


「…言った…ろ?
「笑え」…ってさ」


お前ら「大空」に、涙は似合わないんだ。


「…でも…っ」
「「でも」も、何でもない…よ
オレの、役目は…ここまで…だ」


そう、イレギュラーのオレにとっての最期にして最大の役目だ。
だから。


「最後まで
「笑って」生きるんだぞ?」


オレは、先に行って待ってるからさ。




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