黒薔薇の悲哀
□例え僕が
1ページ/1ページ
「皆さんに
お話がありまスvV」
久しぶりに『食事会』を開くと言った時に、何と無く気付いてた
「なぁ〜にぃ?」
隣で食事をしていた我らがお姫様が間延びした声を上げた
「大事な話なのデ
皆さんを呼んだんでスvV」
「…何、勿体ぶってんすか?」
「さっさと話ちまえよ」
「だよね!ヒヒッ!!」
各々に意見を言う兄弟たち。
何も言わないのは俺と元々静かな姉と兄、それから小父ぐらいだ
そんな騒がしい声を聞きながら溜め息をつく
「まったク…」
「そいつらの言う通りだよ
一部の者だけ知らないなんて不公平だ」
と俺が言えば再び溜め息をつく我らが主
「まったク…貴方と言う人ハvV」
「“事実”だろ?
それに俺、まだ仕事が控えてるからさ」
食事と一緒に出されていた紅茶を飲みながら言えば
「でハ…vV」
そう言って本題を話始めた
――…さぁ、動き出したよ?
アンタの使いの“使徒”共は
この“未来”にどこまで耐えられるかな?
End…