No.107 木舌と谷裂



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「毎年みてるのに飽きないもんだねえ」
「ああ。散り様も見事だ」
「花は桜木、人は武士ってね。柱と魚と・・・あとなんだっけ?」
「前にも言ったが、知らん」
「あれ?そういえば去年もこれと似たような会話を谷裂とした気がするなあー」

散り夜桜を肴に花見酒。
毎年この酒の席にだけは渋らず付き合ってくれる谷裂。


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