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□チューパットの長い方を取り合う喧嘩はすさまじい
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「ククッ、土方連れて来んのにいつまで掛かってんのかと思って来てみれば……おい神威、銀時相手に何手間取ってんだよ」
鬼兵隊の総督高杉晋助が現れ周囲は一気に緊張に包まれた。
「別に手間取ってなんかないよ。俺が本気出せばこんな奴等すぐ殺せるし」
「高杉!今日こそとっ捕まえて……おい!あいつ捕まえるから本当離してくれ!!」
最強最悪のテロリストが目の前に現れ土方は捕縛のチャンスだと思い、刀を抜こうとしたが神威に手を捕まれたままなので動けずジタバタしていた。
「嫌だ。大事な嫁さんを他の男の所なんて行かせたくない」
「おい、お前には土方を連れて来いとだけ言った筈だぜ。いつお前の嫁にして良いと言った?」
「俺も土方の事気に入っちゃったんだから仕方ないじゃん。それにあの子は別に高杉の嫁じゃないでしょ」
「ククッ…死ぬか?」
「そっちこそ殺しちゃうぞ♪」
土方を無視して勝手な口論を始める高杉と神威。しかしそのお陰で神威の掴む手が離れ、ようやく脱出する事が出来きた土方がホッと一安心していると今度は銀時が土方の手を掴んできた。
「え?万事屋?」
「よし、エセ中国と馬鹿杉が喧嘩してる内にここから離れようトシ君!!」
「万事屋のお嫁さん救出作戦大成功アルナ銀ちゃん!」
「え…いや、あの…別に俺万事屋の嫁でもない……」
またもや勝手に嫁にされてしまい否定する土方だが銀時と神楽も高杉達同様スルーして自分達の元へ連れて行こうとした。しかしそれに気付いた高杉と神威が今度は銀時達の前に立ち塞がる。
「おい、俺の嫁を何処に連れて行く気だ?」
「ふん!俺の嫁を何処に連れて行こうが俺の勝手だろ!!」
「チッ……おい神威、土方を取り戻すまで共闘するぜ」
「仕方ないね。高杉との決着は後で着けるよ」
「返り討ちにしてやるネ!!」
「全力で行くぞ神楽!!」
こうして土方を賭けた戦いが開始された。
「トシ君は俺の嫁だぁぁぁぁ!!!」
「ククッ、寝言は寝て言え。あいつは俺のモンだ」
「あの子は俺のお嫁さんだよ。邪魔するなら殺しちゃうぞ♪」
「トシちゃんは馬鹿兄貴の嫁なんかじゃないアル!!」
「死ねぇぇぇぇぇ!!!」
「えっと……俺誰の嫁でもないんですけど」
…………そして現在に至る。