長編
□3/4組に腕相撲やらせてみた
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先生「えーこれから、腕相撲大会を開催する!」
クラス全員「…は?」
先生「は?って…ノリ悪いなぁーお前ら。」
服部「いやいや、なんで腕相撲やねん!!」
突然腕相撲をするなどと、意味不明なことを言う先生に『ノリが悪い』と言われてしまったクラス全員の気持ちを代弁するかの様に、色黒の青年が関西弁でツッコミを入れた。
先生「なんでって…面白そうじゃん?w」
白馬「あの…腕相撲って何ですか?」
1人だけ頭に?マークを浮かべたイギリス帰りの天然そうな顔をした青年が誰にとも分からず問う。
黒羽「白馬お前w腕相撲しらねーのかよww」
白馬の問に答えたのは制服を着崩し、クラスの中で1番大笑いをしている黒髪の青年だった。
先生「…あれ?聞いてきたのに無視なの?そんな冷たいと先生泣いちゃうよ??」
工藤「…うるせーよお前ら。本読んでんだから黙れ。」
この1言で周りを黙らせたのは、授業中だというのに平気で本を読んでいる少し不機嫌な青年だ。
服部「ちょお待てや!どっからツッコんでええか分からへんわ!!そして工藤はマイペースか!」
黒羽「いや、それを言うならマイペースじゃなくて俺様工藤様だろw」
服部「なんやそれwまぁ、確かに工藤は俺様やけどww」
先生「ハイハイ。静まれーぃ…えーと、まず工藤。一応言っとくがお前も参加するんだぞ?」
工藤「え、いや俺はいいですよ。面倒くさい(ボソッ」
先生「あー…今なんかボソッっと聞こえたが、お前ら4人は"強制参加"だから。」
4人「え"っ…。」
ついさっきまで大笑いしていた黒羽も、本を読んでいた工藤も、大声を張り上げていた服部も…そして白馬も、4人揃って同じ反応をした…。