Another

□Laugh Life
1ページ/6ページ

音ノ木坂学院を卒業してからどれくらいの月日が流れただろう。私は父の病院で医師として勤務している。


「どうしました?」
「子供が喉が痛いって…あれ?真姫ちゃん!」
「花陽!」


時を経て大人になったμVsのメンバーのひとり、花陽と再会する。花陽は小さい子供を連れて来た。こちらは仕事だしゆっくり話出来ないのが残念だ。


「……痛み止めのシロップ出しときますね。」
「そうだ、今度μVsのメンバーで集まろうって凛ちゃんと計画してるんだ。詳細はまだ決まってないけど…連絡先変わってないよね?」
「変わってないわ。」
「じゃ、決まり次第連絡するね。」
「うん。じゃぁ、お大事に。」


母になった花陽からは初めてあった時のような大人しさは微塵も感じない。寧ろ逞しい。少しの間でもチームメイトとの再会は嬉しいもので残りの診察も頑張れた。


「連絡先変わったのは花陽のほうじゃない。」


後日見知らぬアドレスから連絡が来る。それが花陽だということはメールの内容で分かった。同窓会の日を休みにしてもらい楽しみに待っていた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ