おそ松さん

□冴えないクズの育て方
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俺には時間が無い…


「おそ松どこ行くんだ?」
「うるせぇ、どけカラ松!」
「兄さん今何時だと思ってんの?」
「20歳すぎた男が夜も出歩けねぇのかよ、一松も邪魔なんだよ!」
「ほっときなよ、何言ったって無駄だよ。俺達には関係ないことだし。」
「お前には情ってものがねぇのかよチョロ松…。」
「そもそも根源は誰だと思ってんの?俺達だって一応被害者なんだけど。」
「……クソ!」


感情的になり柱を殴る。非常事態に冷静な弟達には感心する。この非常事態はチョロ松の言う通り俺が招いた事。深い溜息一つ吐いて外に出た。


「おそ兄松さん、」


背後から十四松の声。振り向けばいつもの馬鹿面。変わらない十四松には安心した。


「トッティーを助けてね。」
「おう。お兄ちゃんに任せとけ。」


十四松の言葉に目頭が熱くなりならがも親指を立て気丈に振る舞う。
そして俺はある場所に向かった。
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