いつも通り 【完結】

□いつも通り 6
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木下「何それ?どういう意味?」

花音に聞いたことがある。マネージャー候補は、ちゃんと仕事するか、R陣に媚を売らないかを見るためにあるって。
私もそうした方がいいと思った。
だから今は、マネージャー候補じゃなくて、マネージャーになるために頑張ってるんだよ?
私、ちゃんと仕事してるよね?さっき幸村くんと喋ったから?そんなちょっともダメなの?というか、誘ったのは丸井くんだよね?

色んなところから疑問が浮かんできて、頭の中はパニック状態。口も悪くなる。

丸井「いや、そういう事じゃなくて、その...。」

木下「そういう事って何??言いたいことがあるなら、ちゃんと言ってよ!!」

もう自分でも止めらなかった。
丸井くんにこんなこと言いたくなかったのに。

木下「ご、ごめ」

丸井「ごめん!!俺、マネージャーお前に押し付けちまったと思って、だから、聞こうと...。」

木下「え?」

そうだったの...。私、早とちりしてたんだ。
勝手に怒っちゃって、馬鹿みたい。

木下「私も、1人で勝手に怒っちゃってごめん。」

丸井「姫はわるくねぇだろぃ!!それで、姫は...
マネージャー、やりてぇのか?」

木下「やりたいよ!私、みんなの役に立ちたい!...みんなの練習を今日初めて見たけど、すごく真剣だと思った。それに、練習とほかの時でちゃんとメリハリついてて、すごいなって思ったし、だからそんなみんなを支えたいなって思ったの!...こんな理由じゃ、だめ、かな?」

なんか、すごく語って(?)しまった。
丸井くんが引いてしまっていないか心配...。

幸村「充分すぎるよ。ねぇ、みんな?」

丸井・木下「うわっ?!」

声がする方を見てみると、幸村くんを先頭にしてレギュラーのみなさまが並んでおります。
...正直、ちょっと怖い。
幸村くんはいつものように笑ってるけど、ほかの方々は真顔というか、何というか...。

柳「精市は納得のようだが、みんなはどうだ?」

『どうだ?』って、何がよ?!
てか丸井くんは何を願って手を合わせてるわけ?
私だけこの状況について行けないんですけど!!
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