いつも通り 【完結】

□いつも通り 5
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あれからドリンクを作ったり、タオル配っては洗ってを繰り返したり、何となくだけどマネージャー候補として仕事してます。

そして、幸村くんの意外な一面が分かり、あまり近づかないようにしようと決めた私。

幸村「ふぅん。悲しいこと言うなぁ。」

だって、心読まれちゃうんだよ?
怖いじゃん...。

幸村「怖いなんて、そんなことないよ。それとも木下さんには、何が知られたくないこととかあるからかな?」

私は秘密って言えるものはないかな。
まぁ、知られたくない事はあるけど、秘密っていうほどじゃないし。

幸村「へぇ。それは気になる。どんなことだい?」

えー。...丸井くん気になってること。

幸村「君はブン太が好きなんだ。」

木下「まだ好きとは言ってな...って幸村くん?!まさか...。」

今の会話って...。幸村くんだったの...。
私ったらなんてことを...!!

幸村「色々教えてくれてありがとう。ふふ。」

な...!!どうしよう。弁解出来ない...。それに丸井くんのこともバレちゃった!!

幸村「ふふ。君は素直だね。まぁ、ちょっとだけ傷ついたけど、君ならマネージャーにしてもいい思うよ。でも、他の部員には分からないからね。
頑張って。...あ、それと、ブン太のことは黙っておくから。」

木下「はい...。」

色々一気に言われちゃって、反論したくても出来ない。幸村くん相手にしたいとは思わないけど。
それにすっごい笑顔だし。本当に怖い。
...なんて、思うわけないねー!!

と付け足しておいた。幸村くんはもう遠いけど、
もし聞こえてたら大変だからね...。
これから気が抜けないなぁ。

そういえば、仕事しててみんなの練習の様子とか全然見れてないな。...見たいなー。でもでも、私は仕事するためにここにいるんだし、見るのはやめとこう。それよりも、マネージャーになることが優先!!
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