いつも通り 【完結】
□いつも通り 2
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私は、丸井君とジャッカル君の喧嘩に全く関係ないけど、2人にはちゃんと仲直りして欲しい。
木下「きっと2人は、すごい仲良しだったんだよ!!だから、ジャッカル君も丸井君がカチンとくるような言葉が言えたんじゃない?」
丸井「…どういうことだよぃ?」
木下「ほら、あんまり仲良くない人には、強い口調で話せないでしょ?」
丸井「…。」
丸井君は話せちゃいそうだけどな…。
だって、出会ったばかりの人に『ゲーセン行かねえ?』とか言っちゃうんだよ?
…まあ、それに応じる私も、おかしいと思うけど。
木下「とりあえず!その人が大切ならちゃんと謝る事!」
丸井君は考えてたようだけど、突然何か閃いたみたいに目を大きくさせた。
丸井「そっか!んじゃ、俺今からジャッカルんとこ行ってくる!!」
木下「えっ?!今から?!」
今は18時ですが…。
部活っていつまでやってるんだろう。
丸井「だって早く仲直りしてえ…。」
かかか、かわいいです!そこらへんの女子よりかわいいです!!
木下「そっ、それはそうだけど…。
走って行くの?」
荷物を整理して今から走りますね、と言わんばかりの体勢。
丸井「当たり前だろぃ!!んじゃ、木下、またな!…と、んーと…、いろいろ、サンキューな!!」
木下「うん!どういたしまして。」
行っちゃった…。
夢みたいだったなぁ。
最後に照れながらお礼言ってたのが1番可愛かった。
…私も帰らなきゃな。あの家に。
…で、でも、今日はいつも通りじゃないから、きっと大丈夫。