私の大好きな幼馴染み 【完結】

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丸井君ったら食い意地張ってるのね。そこら辺の女子より100倍可愛いわ。

姫「分かったわ。次から1番に持ってくる!!」

丸井「ん。サンキュ。」

なぜか恥ずかしそうにしてる。
というか、ただのドリンクなのに...って感じね。
もしかしたら、丸井君は私のこと...いや、やめておきましょ。
こまちちゃんみたいになるといけないものね。


田中side


くちゅん!くちゅん!

うー...。誰かに噂されてるのかなー。

柳「こまち、大丈夫か?慣れない場所で、色々と仕事もあるが、休息を取ることも大事だからな。それに、お前が倒れると困る。」

田中「うん。ありがと。でも大丈夫だよ!!」

蓮二が私の事気にしてくれるなんて嬉しい!!
でも私、やる事はきちんとやる派なので、妥協はしない。

柳「とこまちは言う。が、仕事が終わるまで休まない確率...96%だ。」

田中「う...。」

なんて言葉を返せばいいか分からなくなって、ごもごもしていると、幸村くんがやってきた。

幸村「やぁ。随分可愛いくしゃみが聞こえたから来てみたんだけど、こまちちゃんのくしゃみだよね?」

田中「うん私ー。でもそんな可愛くないよー?」

幸村くんは褒め上手。
でもだいたいその後に何か頼まれるんだよねー。
意外と大変なこととか。
頼まれる前に逃げちゃお。

柳「もう行くのか。あまり頑張りすぎるなよ。」

田中「は、はいっ!!じゃね!」

心読みすぎなんだけど!!!
びっくりして敬語になっちゃったよ。

私が行こうとしたその時...

幸村「ふーん...。」

へ?『ふーん...。』??
な、なんか怖い...!!

田中「え、何、あれ...。」

幸村くんの背後には、言葉にできないような黒いものが見えた。

柳「で、では俺も練習に戻るぞ。」

田中「え、ちょっと、蓮二?!」

あんなに焦ってる蓮二、初めて見た。私のことを危険なとこに置いてけぼりにする蓮二も初めて。

こうして私は、とっても怖い幸村くんと向き合う形になったのだった。

こえぇーー!!!
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