私の大好きな幼馴染み 【完結】

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姫ちゃんの好きな人って蓮二?!私と同じ?!
小春ちゃんもあわあわしてるし...。どーしよー!

姫「ふふ。なんて。冗談に決まってるでしょ?
本当だったら、こまちちゃんに協力なんてしないわよ。」

お、恐ろしい冗談!!!怖かったー!!
姫ちゃん怖すぎるー。
...でも良かった。
1番大事な友達と好きな人が同じになるって、こんなに混乱するし、蓮二とも話しづらくなっちゃうし、嫌なことばっかりなんだなぁ。

金色「驚いたわー。で、本当は誰なんよ?」

木下「やっぱり聞く?今ので話題それると思ったのにー。」

田中「そういう目的だったのか!!」

やっぱり姫ちゃん怖い!参謀並みの計画力だよ。

木下「ふふ。そうよ。それで、私の好きな人はね、ブン太君なの。」

ブン太って、あの!女子に人気の人!あの人か!
バスの席とか、私に気を使ってくれたんだと思ってたけど、それだけじゃなかったんだ!!

金色「あらぁ。赤髪の子やねー、あの子モテそうやけど、大丈夫なん?」

木下「分かんない。でも、私は出来るだけの事をやるつもりよ。せっかく合宿に参加できたし。」

すごいなぁ。
姫ちゃんは、いつもちゃんと自分の考えとか意志を持ってて、すごく憧れる。

木下「ありがと。小春ちゃんはどうなのよ?」

今の『ありがと。』って、小春ちゃんに対してもだけど、私にも言ったよね?!絶対言ったよ!

金色「あたし?そりゃユウくんに決まっとるやないのー♡...でもユウくんに言ったらアカンわよ?」

やっぱりあのホモカップルの相手の人かぁ。
確か一氏さん。
でも何で言っちゃいけないんだろ。

田中「何で?言ったらきっと喜ぶのに...。」

金色「そうやろねー。けど、ユウくんはすぐ調子乗ってまうからダメよ?」

木下「そういうことね。了解。」

金色「ほなあたしは練習戻るわねー。また恋バナしよなー♡」

小春ちゃんはそのまま練習に戻っていった。

木下「こまちちゃん。私達も、ドリンクとタオル持って行こ。」

田中「うん!」

恋バナしすぎたかも。
本当なら、クールダウンの時に行くはずだったのに、もう休憩に入っちゃってる。
ま、楽しかったし、いいけど!!

私達は順番にタオルとドリンクを渡していく。

田中「れ、蓮二。そのー、ドリンク、とか、持ってきたから!!」

何を今さら照れてるんだ!!ばかばかばーーか!
もっといろいろ話せたのに!!!
絶対小春ちゃんと姫ちゃんのせいだから!!
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