私の大好きな幼馴染み 【完結】

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あれから、どのぐらいの時が経っただろうか。
私は今も、心地の良い揺れと共に、どこからか聞こえてくる声に耳を澄ましている。

...なんて、そんなことも言ってられない。

切原「ギャーッハッハッハ!!!マジすか?!」

丸井「そうなんだよ、マジやべぇだろぃ!!」

ずーっと、こんな感じ。
耳なんて澄ませなくても全然大丈夫。
...むしろうるさいくらいだ。

そしてこの次はあの怒声。

真田「赤也ァ!丸井ィ!静かにせんかぁ!!!」

何回目だよ。学習しなって。
でも、私も人のこと言えない。

何回も繰り返されるやり取りでも笑っちゃう。

隣を見ると、いつもの蓮二。
私を見ると、『フッ』と笑いました。

幸村「みんな、静かに。...着いたようだね。」

部長、幸村くんの声で、みんなが静かに外を見始める。さすが部長!!

田中「すっごい...。蓮二、ここ?」

柳「そうだ。」

そこはまるで、お城とか、宮殿のような感じ。
ここで寝泊まりできるんだ。
合宿来てよかった。




跡部「お前ら、よく来たな。言っておくが、この俺様が王様だ!覚えとけ!」

うわわ、なにあの人。
俺様だって!王様だって!
あんなナルシストの人初めて見た!!
笑いが止まらない。
てか名前言ってよ!
分からないじゃん。

本当、この合宿面白い人(ナルシストとか)多い。

右、右、みんな右見て!!!
変な、変な生物!!!

柳「向日岳人。身長158cm、体重48kg、
血液型B型。プレイスタイルh...」

田中「ごめんごめんごめん、もう大丈夫。」

蓮二のデータはすごい。
どれだけデータを採っているのだろうか...大変そう。

それからはもう大変。
空気ピリピリし始めた時に青学さん来て、さらにピリピリしたと思ったら、
さっきの向日くん?と跳ねてる人もいるし。
で、四天宝寺?だっけ?その人たち来て、空気なんて読まないでワイワイし始めるし...。
それに、ホモカップルまでいるんだよ?

各学校、...いや、みんな個性ありすぎというか、出しすぎというか...。




それからみんなで自己紹介をした。
すごい人数多くて覚えられないよ...。
そして驚いたことに、マネージャーは氷帝に1人いたけど、それだけ。私たち合わせて3人。

大丈夫かな...。

私は、この合宿に強引に連れてこられたみたいだけど、私がOKしちゃったんだもんね。
それに、みんなテニスをする時は本当に真剣。
だから私も、みんなを頑張って支えよう!
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