私の大好きな幼馴染み 【完結】

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ピーンポーン

全く、誰なの?今日は姫ちゃんと遊びに行くからもう出なきゃなのに...。

田中「はーい!」

ドアを開けた瞬間目を疑いました。
そして、出掛ける前だから髪の毛や服装が整っていたことを幸いに思いました。

田中「蓮二?!ど、どうしたの?!」

ドアの前に立っていたのは私の好きな人で、幼馴染みの柳蓮二だった。
声を掛けると困惑しているような気も...。

田中「悪いんだけど、今日姫ちゃんと遊びに行くんだ!用事があるなら早く済ませてもらえる?」

柳「何を言っているんだ...?」

開眼?!そんな変な事言った?!

柳「はぁ。お前というやつは...。」

蓮二はため息をつきながら携帯をいじり始めた。
打つの早いな。さすが。
というか、早くしてよー!姫ちゃんとの約束...。

田中「何してるのー?もういい?」

柳「よし、行くぞ。」

田中「え、ちょっ!人の話聞いてた?!」

蓮二は『人の話を聞いていないのはお前の方だろう。』とか言って、昨日みたいに私の手を取ってどこかへ向かっている。

ああ...姫ちゃん、ごめん。
蓮二の手を振りほどくなんて私には出来ない。
私って、最低ね...。




ってここ学校じゃん!
何で祝日なのに学校来なきゃ行けないの。
本当、蓮二の目的が分からない。

木下「こまちちゃーん!!」

ええええ?!姫ちゃん?!なな、何でここに?!
というか、ごめんね。約束あったのにー!!

少し遠かったので心の中で謝っておく。
姫ちゃんはすっごい可愛い子。性格は少し怖い...時もある。それと元気。
名字は姫。名前まで可愛いよねー。

木下「全然大丈夫だよー!!あといっぱい褒めてくれてありがとー!!!」

彼女も幸村くんや蓮二同様、心を読める。
なんか私の知り合い心読む人多いなぁ。大変...。

柳「では行くか。」

木下「おー!!」

蓮二、遊びたかっただけなの?
それならそうと言ってくれればいいのに。
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