NATURALLY 【完結】

□NATURALLY IV
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NATURALLY IV


丸井「うお!このケーキ、さいっこーだろぃ!!」

切原「このプリンもさいこーっスよ!」

真田「貴様ら!少しは遠慮せんか!!」

母「いいのよ。たくさん食べて。もう少ししたらクッキーが出来るわ。」

丸井・切原「あざっす!!!」

嘘みたいだなぁ。
私の家に、みんないる。
すぐ居場所をくらます仁王くんまで。

柳生「すみません、田中さん。こんな急に大人数で押しかけてしまって。」

柳生くん!
はじめましてだよ!
そして噂通りの紳士っぷり!!

「い、いえ!満足してもらっているようで良かったです。私も賑やかで楽しいです。」

柳生「うるさすぎなければいいのですが…。そういえば、田中さんは、ファンクラブというものには属していないのですか?」

ファンクラブ…。
最近は顔出してないけど、属しては、いる。
正直に言った方がいいのは分かってるけど、今度こそ本当に嫌われそうだ。
どうせ1度は覚悟したんだ。
今更、どうなったってなるようになるでしょ。

「…入ってます。最近顔出してませんが、一応。」

切原「げっ!マジかよ…。」

仁王「…ピヨ。」

赤也くんはそれなりに嫌な反応、仁王くんは何だか分からない。
まぁ、仕方ないかな。

幸村「え?もう君はファンクラブには所属していないはずだけど。この間、俺が話をつけたよ?」

「え?!」

何てことをしたんだ、この悪魔。
最近視線が痛いと思ったら…。
私の2年間で築いたファンクラブの子との信頼関係はどうなるの。
学校での私の立場は???

幸村「それは心配ないよ。ね、柳?」

柳「ああ、田中には、男子テニス部のマネージャーを務めてもらう。」

「「「「「「「?!」」」」」」」

ここにいる三強除く私含む私の母含む7人は、とても驚きました。

てかさ、もうこれ、決定事項なのね?
拒否権とかないんだね?
しないけどさ…。

幸村「でもよかった。イップスが効かないって言うから、心も読めないかと思ったけど…読めちゃった。」

いやいや、てへぺろってくらいなノリでおっしゃってますが、それ、非常に困ります。
てか、普通そんなん出来ないでしょ!
それも幸村くんの能力なの?

柳「ああ、そうだな。俺も読めたぞ。」

んん?
柳くんは一般人ではないのかな?
まぁ、テニス部という時点で一般人ではないんだけれど。

もうよく分からないので、考えるのはやめにしました。
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