いつも通り 【完結】

□いつも通り 9
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いつも通り 9


なんか、よく分かんねぇけど、嫌な予感がするぜぃ...。

俺と仁王は顔を見合わせる。

!!

あいつらだ。多分あいつらの仕業だ。

俺は仁王にそれを伝えると、全速力で教室を出る。
どこにいるのかなんて分からない。
もしかすると女子トイレかもしんねぇ。
でも、違う場所にいるのかも。

俺はなりふり構わず走った。
走って走って、走りまくった。


仁王side


姫がいないと言われ、正直、その原因が何なのか、なんとなく分かっていた。

まさか、まさかな。

そう思ってたんじゃが、ブンちゃんに言われてやっぱりか、と思った。
そんで、俺のやることは1つ。
他の奴らにこの事態を伝えること。

ブンちゃんが猛スピードで教室を出た。
きっと探しに行ったんじゃろ。

じゃ、俺も行くとするかのぅ。

あいつら、ファンクラブには本当に苦労するぜよ。

そう言って俺もブンちゃんに負けないくらいのスピードで教室を出て行った。
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