いつも通り 【完結】
□いつも通り 8
1ページ/2ページ
いつも通り 8
あれから数日が経ち、私に対するいじめは続いていた。
正直言って最近はやり過ぎてると思う。
私は全然平気だけど、植木鉢を落としたりするのは良くない。
それに、水の無駄遣いもね。
他の人もびびっちゃうし、周りの人まで巻き込んで欲しくない。
木下「ん?」
上履きを履こうとした時、つま先に違和感を感じた。
手紙だ。
『昼休みに屋上へ来て。絶対よ。』
...行かないわけないでしょ。
てか私はずっとこの時を待ってたし。
だって呼び出しってことは、いじめの犯人とどうどうと戦えるってことだから。
私は授業中、相手の拳を避ける練習をしていた。
慣れてきたらカウンターとかもやり始めた。
環「姫ー?何やってるの?さっきから。」
木下「ちょっと虫がいて...。あ、そうだ。今日、用事あってご飯一緒に食べれないや。」
ごめんね、と言って教室を出た。
そのまま向かった先は屋上。
さぁ、はじめようか。