いつも通り 【完結】

□いつも通り 7
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いつも通り 7


柳くんがみんなに『どうだ?』って聞いた。私は何がなんだか分からないのに、勝手に話は進んでいく。

柳「ちなみに俺も納得している。」

柳生「そうですね。私もいいですよ。」

次々と『納得』とか『いい』とか言ってるけど、
何の話してんの?

幸村「うん、じゃあ決まりだね。」

丸井「おっしゃあ!!よかったな!姫!!」

んんん??何が?何がよ?
そしてさり気なく名前呼び...。照れる。じゃなくて!!

驚いてるのに嬉しいし、私の心情は、もうわけが分からなくなってた。

真田「丸井、なにやら木下の様子が変だぞ...?」

丸井「な、なんで俺に言うんだよぃ?!」

待て。困った顔してるけど、困ってんのは私の方なんだけど。そろそろちゃんと説明して欲しい。

幸村「そうだね、ごめんごめん。柳、頼んだよ。」

幸村くんに心を読まれ、でも説明してくれるならいいかも、という複雑な気持ち。
というか、柳くんは私の心読めないんだよね?
名前呼んだだけじゃ分からないんじゃない?

柳「心配はいらない。正確ではないが、その人の行動パターンや言動、表情から予測できる。」

木下「す、すごいね。」

ん?つまり心読めるってことじゃん。何丸め込まれてるの私。

木下「あ、それで、説明を...。」

柳「ああ、お前はたった今からマネージャー候補からマネージャーに昇格だ。よろしく頼む。」

木下「え、ええええええ?!?!」

そんな話をずーっとしてたの?!全然分かんなかった!!でもま、なれて良かったーーー!!!

切原「じゃあ今日の部活は歓迎会っスね!!」

丸井「食料の買い出しは任せろぃ!!」

仁王「俺と柳生は飾り付けをするぜよ。」

真田「俺は場所を確保しておこう。」

歓迎会っ!!なにやら大掛かりだなぁ。楽しみ。
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