いつも通り 【完結】

□いつも通り 5
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いつも通り 5


丸井said

な、なんだよぃ、あれ。

俺の前で起こった数分前のこと。

おっ!姫発見!!っと、仁王にぶつかった。大丈夫かよぃ?

...そして今に至る。

姫は顔を真っ赤にして仁王の隣を歩いてる。

丸井「おはよ!木下!」

俺はわざと乱入してみせる。

木下「お、おはよう。丸井くん。」

姫ってなんか落ち着くんだよなぁ。
てかなんかぎこちなくね?
...んまぁいっか。





木下side

丸井くんにマネージャー候補になるって言ったけど、ちゃんと出来るかな...。
しかもこれから自己紹介だ。緊張する...。

幸村「それじゃあ、朝練を始めるよ。その前に、
皆に紹介しておきたいんだ。じゃ、お願い。」

木下「マネージャー候補としてこれから練習に参加させていただきます、木下姫です。えーっと、より早くマネージャーになれるように頑張りますのでよろしくお願いします!!」

幸村「木下さん、ありがと。
...というわけだから、みんないいね?」

ふー。よかった、噛まなかった。セリフも完璧!
昨日から考えた甲斐があった...。

部員「ウィーッス!!」

あれ、返事って『ウィーッス!!』なんだ。『はい!』とかかと思ってたや。

幸村「実はね、俺もそう思ってたんだ。だけど、 みんなちゃんと声も出てるし、いいかなって。」

?!今、声に出しちゃってた?!

幸村「ううん。出てないよ?大丈夫。分かるのは俺くらいだし。」

ニコーって笑ってるけど、めっちゃ怖いです。
花音、幸村くんて、優しい人じゃなかったの?!
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