いつも通り 【完結】

□いつも通り 4
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いつも通り 4


丸井「んじゃあさ、マネージャーやってみねぇ?」


...え?聞き間違えだよね、きっと...。
だって、こんな私にマネージャーなんて務まるわけ、というか、頼むわけないよね。

丸井「嫌だったら別にいいぜぃ...。」

悩み込んだ私を気遣ってか、丸井くんは控えめに言う。なんか、すっごくかわいい。

木下「私で、よければ...お願いします。」

言っちゃった。言っちゃった以上やらなきゃな。
花音と一緒にやりたいと思ったけど、花音は一応バレー部に入ってたんだった。

丸井「よっしゃー!んじゃあ、明日からシクヨロ!」

木下「うん!了解。頑張るね!」

明日からマネージャーかぁ。私に務まるかな?
なんて思ってた時。

丸井「あ、そだ。言い忘れてたけど、まだマネージャーじゃなくて、マネージャー候補だからな!
頑張ってマネージャーになれよぃ!!」

『じゃな!』と言ってそのまま帰ってしまった。

...マネージャー候補?聞いたことある気がする...。でもなんか、ちょっとハードルが上がったような...。
まぁ、頑張ろ!

ピロリーン

家に帰った瞬間、携帯が鳴る。
ディスプレイを見ると『新着メール』の文字が。
誰からだろ。

『From:丸井ブン太
To:木下姫
件名:初メール天才的ぃ!
本文:木下に良い知らせだぜぃ( ồωồ)و グッ!
なんと、柳にお前のこと言ったら明日の朝練から来いってよ!!
やっぱ俺って、天才的だろぃ!』

絵文字かわいい...!!

明日朝練か。早く起きなきゃなぁ。
そういえば、帰ってくるの遅かったのに親に何も言われなかったし、マネージャーの話をしても、
嫌な顔1つせずOKしてくれた。

良かった。今日がいつも通りじゃなくて。
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