私の大好きな幼馴染み 【完結】
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私の大好きな幼馴染み 5
私達はできる限りのことをやった。姫ちゃんは、少しだけマネージャーの仕事をやったことがあるみたいで、手際がよかった。
田中「うお!わわわ!」
がシャン!
またやっちゃった...。何回目だ。もー!!
姫ちゃんと違って、私はマネージャー業に慣れていないので、ドリンクの分量間違えたり、落としたり、足を引っ張ってばかりだ。
木下「こまちちゃん、また柳君見てたでしょ?」
田中「ええー?見てないよー。」
蓮二のこと見てたっけ?
...いや、ぼーっとしてたのは確かだけど、見てないな。
木下「...じゃあ誰見てたのよ?」
なな、なんか真剣...。
姫ちゃん怒ってる...?
でも本当に見てないしなー。
田中「ぼーっとしてただけだよ。」
なんか、言い訳っぽくなっちゃってるけど、仕方ないよね?
金色「気付かないうちに相手のことを見てしまう。」
田中・木下「きゃあ!!」
いきなり後ろから声がして、私は、普段出さないような声を出してしまった。
金色「完全に恋やな。かわええわぁ。驚かしてしもて堪忍ね。」
あの人は、四天宝寺中のホモカップルの女役?の
田中「金色さん!!」
金色「小春でええで♡恋バナしようやー。」
恋バナっていっても、姫ちゃんに好きな人がいるなんて聞いたことないし、話せる人私しかいないんじゃ...。
金色「こまちちゃんは柳君が好きなんよね?で、姫ちゃんには好きな人おるん?」
小春ちゃん...。姫ちゃんに好きな人なんていないと思うけどなー。
私が知らないだけかもだけど。
姫「え、えぇー?私?そりゃ、いるっちゃいるけど、言うの恥ずかしいじゃない...。」
いるんだ!
それに、照れてる姫ちゃん、めっちゃかわいい!!
...でも、今まで知らなかったのショック。
いろいろ協力してくれたし、私も何か姫ちゃんとその人が上手く行くようにしたい!!
田中「姫ちゃんの好きな人って誰ー?」
木下「柳君。」
田中・金色「...え?!」