私の大好きな幼馴染み 【完結】

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私の大好きな幼馴染み 4


2人はバスに乗り込む。
どこに行くのか分からないまま私も乗る。

幸村「おはよう、こまちちゃん。昨日はよく眠れたかい?」

田中「幸村くんだ。おはよう!どうしたn...」

え、このバスおかしくない??
黄色、一面黄色。
それに妙にでかいし...。

柳「こまち、どこに行く気だ。」

私は嫌な予感しかしないので、とりあえずバスを降りようとしていた。
だが蓮二が私の腕を引っ張り、隣に座らせた。

一方姫ちゃんはというと、赤髪の人の隣にいる。
しかも楽しそうにしゃべってるし。
...確かあの人って、女子に人気の人だよね?

幸村「みんな聞いて。ここにいるこの2人は、今回の合宿でマネージャーを務めてくれる子だ。」

合宿?!マネージャー?!

田中「ちょちょちょ、蓮二?!私、聞いてないんだけど!!」

柳「俺は確かに言ったが?聞いていなかったのはこまちだろう。」

もしかして、この前のよく分かんなかった約束がこれ?!

はぁぁ。やってしまった。
両親にも言ってないのに...。

柳「その心配は無用だ。俺から連絡しておいた。」

あぁ...。もうやるしかないのか。
この先がとても不安...。

幸村「初めて会う人もいるだろうから、みんなで自己紹介をしようと思う。まずは俺から...」





真田「今回の合宿は、氷帝、青学、四天宝寺との合同合宿だ。分かっているとは思うが、このバスも、合宿所も、氷帝の跡部が用意してくれたものだ。勝て!だが感謝の気持ちは忘れるな!」

自己紹介が終わって、ミーティングのようなものが始まった。
へー。このバス、他校のなんだ。
でっかいなー。
てか、本当に顧問の先生みたい。
顧問?顧問っているのかな?
見たことないけど...。

柳「立海には顧問はいない。だから、お前たちにマネージャーを頼んだのだ。」

田中「ああ、そういうことだったんだ。」

あ、また心読まれた。
そういえば、最近は気付いたら心読まれちゃってる。
驚かなくなったなぁ。

...ごめん、さっきから気になってたんだけどさ、丸井くんの席、お菓子まみれなんだけど。
まるで遠足だよ。しかもすごい量。姫ちゃんの席は窓際だから全然姿見えないや。

真田「丸井!!なんだその菓子の量は!!遊びに来たわけじゃないのだぞ!さっさとしまわんかあああ!キエエエエエ!!!」

待て待て待て、怒るのは分かる。
分かるけど最後おかしいから!!
『キエエエエエ!!!』って何?!何語よ?呪文?!

それに丸井くんも、ほっぺにお菓子詰め込みながらめっちゃ頑張って守ってる!!


私はこの合宿、生き残れるでしょうか。
笑いすぎて死んでしまいそうです。
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