進撃小説

□はじめまして
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――初めて見たリヴァイさんの姿。


巨人を殺す、姿。

それだけでこの人は「あ、強いんだ」ってわかった、今では自慢の――恋人。


「は……はじめまして、アルミン・アルレルト……です」

いつ、どんなシチュエーションで出会ったかは正確には思い出せないが、確かエレンのことで色々とお世話になった時だったと思う。


少し下から僕を見るリヴァイさん。

僕とは少ししか違わないのに僕より遥かに大きく感じたのを今でも覚えてる。


「(眉間にしわ……あ、なんだか凄く肌が綺麗……)」

「……お前か、エレンの馴染みっていうのは」

「うあ、あ、はい!」

「…………」


何かを考え始めたリヴァイさんに首をかしげる。なんだろう。


「あの……?」

「これからお前には色々と世話になると思うが」

「? はい」


そうして、ふっと表情が軽くなった気がした。



「死ぬことなんて考えるな。生きて帰ることだけを考えろ。大丈夫だ。エレンも、その仲間も、――お前も。俺が死なせない。約束する」






――はじめまして――






もしかしたら二人とも、一目惚れだったのかもしれない。
 

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