なつみかんに25のお題

□手を封じてしまえば
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「棗〜一緒に寝ていい?」

ある日の事だった。
蜜柑は棗に爆弾発言をする。

「お前…頭沸いたか?」

棗は驚きの顔で蜜柑を見る。

「な!?そんなんやないもん」

蜜柑は口を尖らせて言った。

(クソ…こいつ…)

棗は焦る。
愛しい蜜柑を前に理性を保つ事は出来るだろうか?

しかし、可愛い顔で聞いてくる蜜柑を断る事も出来なかった。

「あぁいいぜ……」

棗は仕方なくokした。
蜜柑は嬉しそうに顔を輝かすと笑顔を向ける。

「ありがとうな!」

そしてその蜜柑の笑顔に棗は笑みを溢すのだった。

〜夜〜

コンコン

「棗〜?入るで?」

夜、蜜柑は棗の部屋に来た。
返事が無いので蜜柑は部屋に入るが部屋は真っ暗だ。

「棗〜?どこ居るん?」

真っ暗な部屋に蜜柑が足を踏み入れた時だった。

グイ

誰かに引っ張られベッドの上に乗っかった。

「!?」

蜜柑は驚き過ぎて声も出ない。

「蜜柑……」

すると、隣から棗の声がした。

「な、棗!?」

蜜柑は棗と思われる人物の方を向く。
するとーーーーー


唇に暖かいものが触れていた。

「!?」

今の状況を把握できた蜜柑は顔を真っ赤にして抵抗する。

そんな蜜柑に棗は囁く。

「俺がお前を目の前にして黙っとくわけねぇだろ?手を封じてしまえばなんだって出来る」

そう言って棗は蜜柑の上に馬乗りになると蜜柑の手を封じる。

「/////////」

蜜柑は顔をより赤くする。

「蜜柑……。覚悟は出来てるな?」

END

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