短編
□初めてのおつかい
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あるところに、あるお家が並んでいました。
その家には彩と美優紀という可愛らしい子供達が住んでいます
2人はとても仲良しで毎日のように遊んでいました。
『彩ー』『美優紀ー』
それぞれのママに呼ばれた2人。
『美優紀』『彩』
『『2人でおつかいに行ってきてくれない?』』
2人に大きな壁が降りかかったのです
2人はまだ4歳。
おつかいの意味さえあまりわかっていないのに。
おつかい当日。
『こら彩逃げない!』
「嫌や!行きたない!」
『美優紀ちゃんがお外で待ってるんやから!』
「ママとおる!いや!」
しかし彩くんはママが恋しいのか行きたくないとダダをこねるのです。
ママに無理やり引っ張られ外に出るとそこには美優紀ちゃんの姿が。
『大丈夫?』
『大丈夫大丈夫!ほら彩!男の子でしょ?行ってきなさい!』
「彩ちゃん、美優と一緒に行こ?」
「….うん」
天使のような笑顔の美優紀ちゃん。
その姿に、さっきまでママにしがみついてた彩くんは美優紀ちゃんのてをそっとにぎっていました。
さぁ、初めてのおつかいの始まりです!