長編

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文化祭も無事終了した。

まぁ特にイベントごとも無いし
平穏な日々が続くやろう。

今はギターいじりながら美優紀と電話中。

軽音はやめてはない。

ただ文化祭も終わったしいまは週に2、3回くらいのペースで集まってる

「彩ちゃん聞いて!」

「聞いてる聞いてる」

「あのな、昨日菜々ちゃんがな….」

『ちょっとみるきー!
私のお菓子食べたやろ?!』

「ちょっと菜々ちゃん今彩ちゃんと電話中やねんから邪魔せんとって〜」

『私のお菓子ー!
てか今昨日のやつ言おうとしたやろ?
やめて恥ずかしいから!』

「なんなん?」

「あんな、昨日菜々ちゃんが餃子作ってくれてんけど丸焦げになってん!」

「あほちゃん。
どーせまた強火にしてたんやろ?」

「そうそう!めっちゃ苦かった!」

『もうやめてや!ほんま恥ずいわ』

「てか菜々ちゃん早く自分に部屋戻って!
せっかく彩ちゃんとのいちゃいちゃタイムやねんから」

『はいはいお邪魔虫は退散しますよーだ』

「おい美優紀、あんま山田いじめたんなよ?あれでもメンタル弱いんやから」

「えー、だって楽しいんやもん!」

そんな感じで山田をおちょくりながら遊んでる

「やっぱ菜々ちゃんは面白いな〜」

「あいつアホやからな。
美優紀も毎日楽しそうでええな」

「…うん。楽しいよ?」

「どうした美優紀?なんかあったんか?」

「…ううん、違うねん。
違うねんけどな….?あの….」

「ん?」

「…彩ちゃんに会いたい」

そんなん言われたら….

俺は、

「…..ちょっと待っとれ」

気付いたら家を飛び出して美優紀の家の前まで来ていた。

美優紀の部屋につく明かり。

早く美優紀に会いたくてすぐさまチャイムを鳴らした。

そしたら美優紀は1分も経たんうちにドアを開けて俺は勢いよく抱きしめる。

「…彩ちゃん….ンッ」

あると思ってた余裕はいとも簡単に崩されてしまう。

美優紀の腕を掴み2階の美優紀の部屋に入った瞬間ベッドに押し倒した。

「…美優紀、会いたかった」

「彩ちゃんあか、ん。
菜々ちゃんおるから」

少し見えた鎖骨に口付けたら美優紀に拒まれる。

美優紀の行動とは裏腹にベッドに広がる美優紀の髪と色っぽい表情で俺の行動は止まらない。

「…山田って今なにしてん?」

「たぶんお風呂。さっき入ったとこやわ
けどあか….ンッ」

「大丈夫。山田長風呂やから」

山田がおるからあかんのはわかってる。

自分の衝動を抑えきれへんくて
美優紀の服にてをかけた

「みるきー私のパジャマ…..ってゴラァァァァそこの2人!なにしてんの!」

でもタイミング悪く山田が部屋に入ってきてしまう。

ほんま山田はいつもタイミングが悪いねん

KYやな。

「ほんまいつもKYやな」

「なにがKYよ!ほんまあんたらは….」

山田に怒られてるけどまぁ聞いてへんわけで

「なぁ美優紀、俺ん家いく?」

「いく!!!」

「私の話をちゃんと聞きなさい!!」
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