長編

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あれから夏休みが明けてテストが始まった。

俺の家に住み着いてた美優紀はパジャマとかは置いといて一時帰宅。

山田が迎えに来た日は美優紀ただこねて帰りたくないとか言ってたけど

最終ケーキにつられて帰っていったわ。笑

けど美優紀がおらんくなった家には俺しかおらんくなってなんだか寂しかったなぁ。

結局俺の方が楽しませてもらってたんかもしらん。

まぁそんなこんなでテストも終わり今成績表が返ってきてる。

(山本ー。渡辺ー。とりにこーい)

出席番号遅いから帰ってくんのも遅いねんなー。

(山本はさすがやな。
渡辺もっと頑張らなあかんぞ)

担任に返された成績を見たら学年順位は1位やった。

んーまぁこんなもんやな。

横の美優紀のをチラッと見たら100位ちょうど。

うちの学年は全体で200人。

真ん中やった。

えっ待って、俺ちゃんと教えたよな?

前日もちゃんとノート貸したんやけど、何してたんや?

「なぁ美優紀。前日何してたん?」

「んーと、勉強しようと思ってノート開いたら爪欠けて、手入れしてたらネイルしたくなってじゃあ菜々ちゃんがネイルしてたから一緒にしてた。見て!ネイル新しくしてん!
どう?」

いやいやどう?じゃないやろ

俺がどんなけ苦労して教えたと思ってんねん。

「でもな、ちゃんと勉強してん!
菜々ちゃん寝ちゃったから1人でノートみて勉強しててんで?」

「そのネイルはさ、山田が誘ったんか?」

「そう!菜々ちゃんが一緒にしよ?って!」

「じゃあ山田が悪いな」

『なーんーでーよー!
私悪ないしー!』

「じゃあ山田は何位やってん」

『私は、に….に…』

「「に?なんて?」」

『だから200位!!』

200位って…笑
最下位やん笑

ちっさい声で言えばいいものの、いつもどうりのデカイキンキン声で叫ぶからクラス全体に伝わり山田の順位が知られてしまった。

ほんまアホや笑

「ほんま山田はアホやな。笑」

「菜々ちゃんよりはマシやからよかったわ」

上『そ、そやな』

「上西は何位やねん?」

『俺は別に良くも悪くも…..』

「あっ恵ちゃん199位や。菜々ちゃんと1つしか変わらんやん」

そうやった。
上西も山田と変わらんぐらいアホなんや。笑

「美優紀はまだマシとしてお前ら成績やばいやん。進級できんの?」


「まぁ文化祭やし楽しも!」


「いやいや言ってる意味無茶苦茶やけどな。笑」
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