長編

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あれから数日が経って

教室に来るようになったのは
何回めなんやろう

そう思えるってことが
学校生活をしてるって証。

クラスにもだいたい慣れた

ただ厄介なのが
やたらとモテてしまっている事。

なんか女子とかめっちゃ見てくるし

横通ったらめっちゃかっこええとか
いま目合ったとかうるさい

そん時とか昔の事思い出して
過呼吸気味になったりしたけど

山田が後ろから
『大丈夫、大丈夫』って

抑えてくれた。

そんなある日
うちのクラスに転校生がきた。

季節外れの転校生に
クラスの人らは騒いでたけど

俺からしたらどうでもよくて

その日たまたまコンタクトがなくて
裸眼やったのが

どうでもよさをさらに加速させた。

だから半分聞いてなかった

でもチラッとぼやけてる目でみたら

茶髪の髪の毛で
ピンクのカーディガンを着た
フワフワしてるザ・女子みたいな子

俺の1番苦手系女子。

もし俺が女子で同じクラスにおっても仲良くならんタイプの子や。

余計に興味もなくなって
そのまま眠りについた。
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