長編
□３
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山田はバスケ部のマネージャーをしてて
俺はなんもしてへん。
1年の時にバスケ部に所属
しててんけど結局退部。
まぁそんな感じで普段は一緒に
帰らんと俺1人帰ってるけど
金曜はバスケ部が休みやから
その日だけは一緒に帰ってる。
今日はその日やし
たまには迎えに行ったるか。
とりあえず荷物を持って
教室の前のとこで待つ。
今日のSHRは長そうや。
長かったSHRを終えて部活とかで
教室から出て行く生徒の中から
山田をみつけだす。
どこやろ。
「彩！」
後ろの方で声がしたから
振り返ったら山田がおった。
「おつかれ。遅かったな」
「担任終わんの遅いねん。
早く彩に会いたかったのに」
「帰ろか」
「うん！」