短編

□飲み会
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ま「なーあかりんとか知ってる?
俺ら高校時代バンドやっててんで?」



み「恵ちゃんとりかちゃんと彩ちゃんとまーちゅんでやってたやつやろ?
話は聞いたことあんで」

ま「あん時凄かったよなー?」

「やな。楽しかったわ」

岸「ライブ前に舞台裏で喝入れたりしたっけ」

「そうそう。てかさ、喝入れとか上西….」

「ちょ待って!さや姉もしかしてあれ?」

「あれしかないやろ!これは言えるで」

「だからそれ昔の話やって!」

朱「なになにー?」

「ちょっと恥ずいけどさ….」

「ほんまさぁ〜、それ昔の話やからな?」

「いや、昔の話やけどあの時の俺は追い詰められてたから」

り「なんなん?なんなん?」

「上西さんは求めるものが違うわ。
あのさ、喝入れの時ってだいたいみんななにすると思う?」

朱「だいたい背中叩いたりとかハイタッチとか….」

「キスしろって言うねんで?!」

「「えーっ!!!」」

「違うねんって!それはマジで過去の話やから!」

「でも事実なんや?」

「あの頃はちょっとどうかしててん!
ほんまに恋してたんかもしらんな!」

「あん時誰とも付き合ってなかったから今となっては笑い話やけどな」

「今は別にイェーイしかしやんから」

「ほんまいつからかしやんくなったけどあん時はしやな怒られててん!」

「途中で自分おかしいって気づいたから!」

「ほんま気づいてくれてよかったわ」
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