長編
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「昨日の夜のみるきーも可愛かったんかぁ?」
いきなり上西からそんなことを言われ飲んでいた物を吐きそうになる。
まぁ確かに可愛かったけども。笑
「ぶっっ///あほか!」
「今日部活やるみたいやけどくる?」
「いやごめん、先約あるわ」
今日はちょっとこのあと行くとこがある。
「よっ」
「彩。また来てくれたんか」
茉由のお見舞い。
いや、それはただの口実。
ほんまは別の理由があるねん
「おっみるきーもおるやん!」
「まーちゅんに会いに来たよ!
あと彩ちゃんが迷子にならんように監視しとかな!」
「あほか!なるわけないやろ!」
「えー?彩ちゃん方向音痴やん!」
確かに言われればそうやけど、美優紀も人の事言われへんくらい方向音痴。
前に美優紀が山田と行って美味しかった店にご飯行った時、散々探して着いたのは結局21時くらい。
同じとこぐるぐるしとったっけ。
「あっ美優紀、俺ちょっと飲み物買ってくるわ。なんかいる?」
「うん!なんでもいい!
迷子なるからついていこか?」
「行けるわ!笑
じゃあすぐ戻るから」
美優紀たちと別れて向かった場所。
それは自販機じゃなくて診察室やった。