國立図書館
□stealth
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序章―
時は西暦4XXX年・・・地球に人間の姿はすでに無い。
代わりとしてある物は、荒れ果てた大地、枯れた海、倒壊した建造物だけ――――
地球から遠く離れたこの惑星、『パイソン』には生物はいない。
その代わり此処には機械、建物などがあふれている。
「ええ、やっと完成しました。すぐにお見せしますよ、ニス指令」
誰も居ない部屋で男のようなこえが響く。
『本部より102.5機、応答せよ。繰り返す、102.5機、応答せよ』
人間型人工知能（ヒューマノイド）102.5機は本部からの通信を受けている。
102.5機は今、噴出機（ブースター）で空を飛んでいる。
『こちら10.25機、聞こえている。』
『すぐに本部に戻って来きなさい。任務です。と、ニス指令からあなたにと』
『・・・・・・了解』――――