フラワーアレンジメントの部屋デスノート月L

□鎖 月L*
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鎖の音が響きますよ。

私の鎖。
私に場と機会を与えた。
しかし、3つの名前を駆使しようと、多くの国、人を使えようと、縛られています。私は私から逃れられない。
鎖が響きますよ。
いくつも、つなげようと。



私は、L・竜崎です。

この記録は、ワタリにデリートさせるデータの一つ。誰にも見つからないデータです。だからこそ、記録しましょう。

私は、世界が騒ぐ前から一連の事件に興味を持ちましたよ。魅せられていました。何処か、通じるところをあります。犯罪者ばかり狙い心臓麻痺が起こっていた。その量たるや、大量で徹底に類みられない。しかも、データは単独犯であることを示した。
方法も謎で興味深いが、どのような人物なのか、魅せられますよ。世界観、確固たる意志、世界に対する絶望。

同じ、匂いがする。

シンパシィを感じましたよ。
…シャラン…


私には、確信がありました。トラップを仕掛ければ、必ず応えてくるでしょう。自分の目的を阻もうとすれば、それが犯罪者でなくても、許さない。
挑発するよ、キラ、お前は、誘惑にかてないはずです。

 キラ、すぐ応えて来ましたね。トラップと気づいたとき、キラ、お前の鼓動が聞こえますよ。私の鼓動も、聞こえますか?
「私を殺してみろ!」
私は、ここにいる、私を探せ。私だけが、キラ、お前を理解できる。お前の苦痛が、伝わりますよ。
キラ、お前は、私にたどり着きます。私も、見つけますよ。


私は、キラ、お前を見つけましたよ。
夜神月。
部屋の出入りのチェックは、私もしました。チェックが、一つということは無いはずです。あなたは、私の視線を感じているはずです。私のトラップをすれすれに交わしながら、近づいてくるのを感じますよ。
聞こえて来ます、足音が、鎖を鳴らして…。


 大学で、テニスコートで挑発しましたよ。月くん、上手く交わしたつもりですね。誘惑に逆らえないでしょう。あなたは、トラップの中です。もうじきです。

月くん、何が起きているのですか?
キラかもしれないって。
演技にしては、変です。
月くん、あなた、変わりましたよ。でも、月くん、あなたが、キラですよ。ストレートに私に、感情を、ぶつけますね。トラップを、トラップという。
でも、最初に感じたまま、あなたは、キラですよ。幼稚で負けず嫌い、私そっくり。


 手錠は屈辱的でしょう。変わろうと、あなたはあなたですよ。私は、ずっと、鎖に繋がれていましたよ。あなたには、鎖はあるのですか?こんなに、違うのに、何故、欠けらのある球体ように、つかえながら、走り続けるでしょうね、私達は。
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