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□願えば叶う世界なら、
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※ちょっと狂ってる柳さん なお絶倫設定





「んっ、んーーっ……!」
「まだ我慢しているのか、ここには俺とお前しかいない。…そろそろ可愛い声を聞かせて欲しいものだな。」

目が覚めた時、私は既にこの男に犯されていた。腕を頭の上にして縛られ、両足はベッドの足と結ばれたロープで括りつけられてだらしなく両足を開いた状態で制服も前を開かれていた。
そしてこの男、柳蓮二は確かに私の生徒会での相棒とも言うべき存在であり先程まで私は彼と生徒会の仕事をし、校則に則って正門がしまる18時には学校を出た。二人で帰宅している最中に私は柳の持っている匂い袋に興味を持って、嗅がせて欲しいと頼み込んで、そして……


「んっ、んっんっんんっ」
「俺の計画通りにお前はその匂い袋を嗅いだ。最も俺が普段持っているものとすり替えたものをお前は嗅ぎ、意識を失ったわけだが…まぁこの話はいいだろう。そろそろ俺も、達しそうだ。」

無様に彼に弄ばれる体は自然と火照って、仄かな快感さえ覚えるけれど心まで屈していない私にとっては柳の息遣いや頬を撫でる手さえ不快だった。唯一、目の前に晒されている鍛えられた彼の肉体にだけは少しだけ感嘆の意を覚えるけれど、それだけでおちおち抱かれようなどとは思いもしない。
一際奥への圧迫感が強くなり、唇の端から危うく声が漏れそうになったところで柳が達したらしく、声を上げたのは彼の方だった。射精される感覚といいのは女の側からするとあまりわからないものだが、なんとなく膣内で脈打っている彼の自身の動きはわかる。

「…抱く女なら、いくらでも他にいるでしょうに。」
「俺はお前がいいんだ、みょうじ。さっきも言っただろう。俺はずっと前からお前を好いていた、と。」
「だったらそれだけ言えばいいでしょう。第一こんなことして許されると思ってる?アンタ、退学よ。」
「もともとそのつもりだ。」

下半身は繋がったまま、柳が私にまた覆いかぶさって額に口付けを落とす。口にしないのは私が舌を噛みちぎってやる、と脅したからだろう。
私の目が覚めた時点から既に2回は達しているから、普通に考えてそろそろ限界が近いはずだ。彼の額に浮かぶ汗は尋常な量ではなかった。

「お前はいつも人前に立つから、邪魔者が多すぎる。」
「そりゃ一応もててるもの。」
「それが俺をどれほど不愉快にしているか、お前は知らないだろうな。」

知りたくもない、と言いかけたところで柳が私の体を抱き締める。圧迫感が薄れていた下腹部が再び内側から押し広げられる感覚を取り戻したのはその時で、このテニスできたえられた体力を、私は心底呪った。絶倫、という単語が脳裏を掠める。先程まで体力も精力もあるこの男をいかにして満足させるかを悩んでいたのが馬鹿馬鹿しいじゃないか。この際こいつが満足するまで抱かれて、解放されたらすぐ帰宅して通報したほうが早そうだ。

「…愛している。」
「戯言を。」
「俺は本気だ。退学覚悟、否…この人生の全てを失うことを覚悟している。」
「頭のいいあなたがやることとは思えないけど。」
「恋は盲目、と言うだろう。」

話しながら、柳がゆっくりと腰を動かし始める。すっかり興奮を取り戻したのか荒く息を吐きながら、露になっている私の胸を揉みしだいては愛おしそうに体のラインをなぞる。
もはや大人しく抱かれる他無い。柳のことは一人の友人として好きだったのに、と心のどこかで寂しがる自分がいて思わず覚悟が揺らぎかけたと慌てて自分を律する。揺らぐな。私は強姦されてるのと同義なのだ。何を今更彼を美化する必要などない。

揺らされる四肢もしっとりと汗をかき、すっかり濡らされた膣内は柳の律動を難なく受け入れていた。声だけは聞かせまいと固く唇を一文字に結べど、慣らされたそこに生まれる快感は次第に大きくなっていき思わず息を呑む。その時一際強烈な快感が腰を襲い、思わずびくんと反応し、浮いてしまう。柳が嬉しそうに笑った。そしてやっと掴んだ弱点を無慈悲にも攻め立てるから、陰部からはとろとろとした蜜が溢れ出るのが自分でも分かってしまう。同時に奥の方がじんわりと熱くなり柳のソレを受け入れようと少しきつかった膣内が解れていくのがわかる。少しきついと思っていたはずのナカが、いつの間にか柳のソレに合わせるように拡がり、気持ちのいいところに当たる。

「体の方は随分と素直だが…まだ鳴いてはくれないのか。」
「あったりま、え、っんん!」
「そうか、だが間もなくだ。」

広がったのを見計らって柳が私の熱いところへさらに腰を進めてくる。ああ、やめて。そこは、だめ。今そこを突かれたら本当におかしくなる。逃げようにも縛られている体では自由がきかない。再奥の手前、熱く滾っているそこに、ああ、柳の、触れちゃう。

「っぁ………ん」
「……決壊したか。」
「っ!ちが、ッ!」

否定しようとしたところで、動いたのは柳の腰だった。熱くなったGスポットをカリで擦られ、これまでの抵抗は耐えていた私の情けない喘ぎで崩れ落ちた。ぴちゃっ、ぴちゃっと水音が結合部から溢れる。喘ぎを我慢しようと唇を堅く噤むと、突然に柳が倒れ込んで私のそれを塞いだ。激しい律動に、結んでいた唇から喘ぎが漏れそうになれば柳の唇が私の半開きの唇に蓋をする。上も下も柳に塞がれて、遂に頭が痺れるような感覚に陥った私は縋るように柳の舌に自分の舌を絡めた。

「やっと、素直になったな…っ」
「し、知らな、いぃっ」
「背中に腕を回せ。…抱きしめながら果てたい。」

腕の拘束を外され、そこで一発殴ってやっても良かったのだれど、素直に柳を背を抱きしめる。確かめるように自分から口付けると、柳の目が見開いた。

「わ、目…開いた……」
「お前が余りに可愛いことをするからだ。」
「別に…」
「身体は堕ちたようだが、心はまだだな。」

今度は柳から私へ、頬にリップ音が立てられた。状態を起こした柳が、また強く腰を打ち付けてくる。普段沈着な柳の、雄な姿にどきりと胸が鳴った。ずちゅっ、と卑猥な音に耳まで侵されて堪らなくなったのこ柳に縋る腕が強く彼を体を抱きしめる。ぐっと距離が縮まる二人の体、感じる熱気、そして興奮しきった柳の雄が私の雌の蜜壷を貪るように突き上げる。自然と重なる唇がふと離されれば、柳のそれは私の耳朶を甘噛みした。

「ひゃあんっ」
「そそられる…その声は他の奴には聞かせられないな。」

わざとらしく、ねっとりと耳朶を舐められれば耳の奥に直接ぴちゃぴちゃと水温が流れ込んできて体の奥がむずむずぞわぞわする。体の芯まで快感で揺さぶられて、嬌声が我慢出来ない。反応するかのように膨らんだ柳の自身が私の再奥に何度もキスをするから達してしまいそうになって膣内がきゅんきゅんと彼を締めあげてしまう。

「ああ、っ、まって、まってぇっ」
「達するのか」
「やだ、やっ、イきたくないっ」
「そうか、イきそうか。なら」

耳元で柳が意地悪そうに喉で笑う。そしてピストンが急に速くなってもう堪えきれない喘ぎが次から次に漏れていく。一突きする度に柳もハァと息を吐くから耳を擽る彼の吐息がまた私の腰に甘い痺れを覚えさせた。

「だめ、やなぎっ、だめっ、だめぇっ」
「ふっ、俺も、そろそろ果てそうだ、っ」
「っ、柳イッて、柳だけ、っ」
「独り善がりはいけないな、…お前も……堕ちろ。」

体の奥で柳のそれが大きく脈打って、また私の気持ちいいところを叩きつけた。直前に電流が走ったような衝撃に襲われていた私にとってはそれがとどめになって、ぷつんと意識の糸が途切れる。
一人意識を保っていた柳は、抜け殻のような私の体を抱き起こして対面座位の格好で何度もまた突き上げる。体の至るところに赤い華を咲かせ、再び中へ出すなり彼は満足気に微笑んだ。


「データによればお前の排卵日は2日後……上手く行けば今日のでお前を孕ませることが出来るだろう。」

だから言っただろう。
人生のすべてを失うことを覚悟している、と。






End.
title 心中ラプソディ様



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