NARUTO番外編
□最悪の二人三脚 後編
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「忍二人に盗賊風情が勝てると思っている訳…、ないよな?」
ナルトとサスケは少しずつ前に出ていくが、次第にナルトは歯を食いしばり、サスケは汗が噴き出していた。
「なぁにをそんなに歯を食いしばってる…、青筋立てて…汗かいて…。自由なら、こっちに来てみろよ!」
『(もうバレたか…!)』
「こいつらの手はまだ繋がったままだ、恐れることはねぇ…、ひっとらえろ!」
ナルトとサスケの手がまだ繋がっていることがバレ、下っ端どもが動き出した。
「バレちまったら…。」
「しょうがねぇってばよ…。」
一番先に、ナルトたちがいる木の上まで登ってきた敵をサスケがナルトを振り回すことによって蹴り飛ばした。
「このォ!」
別方向から、鎖が飛んできた。
――キィン!
「「「!!!」」」
『私も忘れてもらっちゃあ、困るよ!』
物陰で待機していたアオイがクナイで、鎖をはじいた。
が、その鎖は二人に当たることはなかったものの、弾かれた勢いで、サスケの手にあった黄金像を弾き飛ばしてしまった。
『しまった…ッ!』
「いい、アオイ、オレたちが行く!ナルト!」
「おう!」
サスケの声にナルトが返事をすると、ナルトが下の方に下がり、そしてゴムの性質を使って、二人は飛んで行った。