circus -第一幕-
□#07 幻の復讐者Ⅱ
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「ギリギリセーフかな。…よっと」
キリトが馬のお尻を叩くと、馬は街のある方角へと走り去っていった。
「さて、どうする？もうじき援軍が駆けつけるが？攻略組30人を相手にしてみるか？」
キリトが背中の剣を抜き、モモも腰の刀を抜くとと両者の間に緊張感が走る。
数秒キリトたちが出方を伺っていると、PoHは指をパチンッと鳴らした。
すると、ヨルコやカインズの方をけん制していた赤眼のザザがエストックをしまった。
「行くぞ。」
その一言を発して、PoHたちは霧の中へと消えていった。
――――
「ふぅ…。また会えて嬉しいよ、ヨルコさん。」
『無事でよかった…』
「全部終わったら、きちんとお詫びに伺うつもりだったんです…。と、言っても信じてもらえないでしょうけど…。」
ホッとした様子のモモにヨルコは申し訳なさそうに謝った。