幸せであれ 雨
□01 私は?
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家を出ると見慣れたツンツン頭を見つける
『!サスケ!おはよう!』
「…はよ」
『もしかして、待ってた?』
「別に」
プイッと顔をそらせるとサスケは
スタスタと歩き始めてしまった
『あ〜、待って待って!』
慌てて追いかけて隣を歩く
『卒業試験、無事卒業できてよかったね!今日から下忍だよ!』
「あんな試験、楽勝だろ」
『そうですね、サスケには造作もありませんね』
嫌味ったらしく言うとサスケは
鋭く睨んできた
こうやってサスケと
アカデミーまで一緒に通った
一緒に行かなかったのは
お互いの両親や一族の
事件があった時くらい